12月に2泊3日でバンコクへ旅行しました。初のバンコク、目的はホテル滞在とタイ料理。観光は、ほぼほぼしないバカンス旅でしたが、なかなか快適な旅だったのでその様子をご紹介します。
目次
深夜便で羽田-バンコクへ
今回の便はJALのJL33便、羽田00:05発 バンコク国際空港(スワンナプーム) 05:05 着という便です。日本と2時間の時差があり7時間のフライトです。
深夜出発で時間が時間なので、現地での体力を温存するために、搭乗するやすぐに睡眠を取りました。どこでも寝られるタイプではないため、低い睡眠の質のまま早朝のバンコクに到着。バンコクは朝5時ですが、日本時間なら朝の7時。2時間くらいの時差なら、日本時間のペースで寝起きするのがオススメです。
深夜便なので夕食はなし。軽食としてパンが配られていたようですが私は寝ていたのでパス。朝食は非常にベーシックな朝食セットでした。日本で積み込まれる機内食はいいですね、普通においしいです。
バンコクに到着したのは早朝5時ですが、さすがに巨大空港だけあって、そこそこ人がいます。みなさん疲れ切ったご様子です。
早朝便のため入国審査もスムーズに終わり、とりあえずホテルへと向かうことにします。移動は、KLOOKで事前に送迎を申し込んでおいたため、非常にスムーズ。ぼったくりが多いと言われる地域では多少高くても、事前決裁で移動できると精神的に楽です。(それでも、荷物を運んだからチップよこせというなど、ぼったくりに合うこともありますので注意が必要です。)
ウォルドーフ アストリア バンコクに到着
車で1時間弱ほど走り、大きな渋滞に巻き込まれることもなく市内中心部まで行くことができました。バンコクは渋滞がひどい地域として知られていますが、かなり早い時間帯だったので、通勤ラッシュとほとんどぶつかることなく無事にホテルまでたどり着けました。今回利用したKLOOKは事前に行き先も指定しているので、運転手とコミュニケーションをすることなく目的地に行くことができます。おそらく運転手の方も英語は話せません。
ホテルの前はベルボーイが待ち受けています。館内はクリスマス時期ということもあって、クリスマス一色。仏教色が非常に強い国ですが、クリスマスも大好きみたいです。街のあちらこちらでホリデーセールも行われていました。
ウォルドーフ アストリアとは?
今回宿泊する「ウォルドーフ アストリア」ですが、あまり耳馴染みのない方も多いと思います。それもそのはず、日本にはまだ未進出のブランド。しかしこのホテル、何を隠そうヒルトン・ホテル・ファミリーにおける最上級ホテルブランドなのです。日本でも5つ星ホテルとして知られているコンラッドよりも上のブランドポジションにいるホテルです。噂では2020年中に東京・虎ノ門にできるという話もありますが、あまり情報が出てこないため、計画が頓挫されたのかもしれませんね。
早朝チェックインに成功
今回はアメックス・プラチナカードの特典、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート (FHR)」で予約をしています。こちらのホテルでのFHRの特典は以下のようなものです。
- チェックイン時の空室状況により、1ランク上のお部屋へアップグレード
- チェックイン時の空室状況により、12:00よりチェックイン
- ご滞在中の朝食をサービス(2 名様まで)
- 客室内のWi-Fi無料
- チェックアウト時間の延長(16:00 まで)※チェックイン時までにご希望の旨をお申し出ください。
- ご滞在中館内でのご利用代からUS$100相当オフ
※対象外の館内施設がある場合がございますので、チェックイン時にホテルにてご確認ください。
特典はホテルによって条件は微妙に異なるので、確認は必要です。
チェックインは座りながら。ウェルカムドリンクが不思議な味なのですが、南国らしい味がして、レモングラスの香りが高く、本当に美味しかったです。コンシェルジェとのコミュニケーションはもちろん英語で。私、英語はほとんど話せないですが、アジア訛りの英語はもっときつい・・・。そういう自分も日本人特有の英語なので文句をいえる立場ではないです。
なんとかコミュニケーションを取り、一旦部屋で休憩したい旨を伝えました。通常、特典のチェックインは12時からですが、朝8時前でも部屋を用意してくれるとのこと。機内で寝れず仮眠をとりたかったので、嬉しいサービスでした。
客室の案内
さ
て、館内のデザインは香港人建築家のアンドレ・フーが担当。3ヶ月前に行った、セントレジス香港も彼が手がけており、当然ながらインテリアの雰囲気は非常に近かったです。
客室前に到着。写真ではわかりづらいですがドアが手前に1つ(空いている)、奥に2つあります。どういうことなのかと思ったのですが、これはコネクティングルームになっていました。通常、コネクティングルームは部屋の壁にドアがあり、2つの隣り合った部屋を行き来することができます。当然デメリットもあり、ドア部分からどうしても音漏れしやすいのですが、それを見事に解消されたコネクティングルームの設計に思わず「考えた人、天才!』と唸りました。ぜひ、世界中で増えて欲しい。
スタンダードなタイプの客室
変なところで興奮してしまった私ですが、部屋の中にお邪魔します。
客室のつくりはいたってスタンダード。欧米チェーンのホテルなので、むしろそれを望んでいます。部屋のアップグレードした的なことを聞いたのですが、あとでホームページみてもアップグレードされたかどうかは微妙。それでもいいお部屋でしたし、超アーリーチェックインだったので文句はありません。
横から見ると狭く感じますが、斜めから見るとその広さが伝わるでしょうか?少し小ぶりで淡い色のソファなどのインテリアはデザインを手がけたアンドレ・フーらしいチョイスです。
部屋からの景色は正直イマイチでした。バンコクはどんどん開発され、急発展をしていっているのでビル群の景色も期待をしていたのですが、香港のような美しい景色には出会えませんね。
ウェットエリア
続いて水回りをご紹介します。
ウェットエリアはゆとりある広さです。洗面は2つあり、奥に扉のないシャワーブース、右手前にバスタブが設置されています。上記の画像、真ん中左にテレビがありますが、設置場所は少し謎。
シャワーブースにはアメニティも設置してあり、綺麗にまとまっているのですが水圧が弱かったです。タイなので仕方がない部分でもありますが、身体を流すときはゆっくり流します。
フェラガモのアメニティ
アメニティはサルヴァトーレ・フェラガモです。フェラガモは過去にも他のホテルで使ったこともありますが、可もなく不可もなくないアメニティです。初めて見たときはテンション上がったのですが、慣れればこんなもの。
豊富に用意されたウォーター
洗面周りに、おそらく環境に配慮しているだろう紙パックに入ったオリジナルの水が置かれています。バンコクの水道水は飲めないので、口をすすぐにもこちらの水を使って口をすすぎました。日本人の感覚からすると不思議ですが、アジア諸国ではよくみれれる光景です。水をおいしく飲める日本には感謝ですね。
過去最高のバスローブ
クローゼットに置かれていたBoca Terry社のマイクロファイバー・バスローブ。めちゃくちゃ肌触りがよくて、ふかふかで気持ちのいいバスローブでした。バスローブが好きなのですが今まで出会ったバスローブで一番のバスローブです。ちなみに着ると暑いです。
ミニバー
ミニバーもおしゃれにまとまっています。紅茶はタイの紅茶ブランド「Chaidim Organic Tea」が置かれています。次の日に宿泊したパークハイアットも同じものが置かれていました。
冷蔵庫の中はビールなどのみ。シャンパンやワインなどは置かれていません。FHRの特典で「館内利用100ドルまで利用無料だ!わーい!」と調子に乗ってビールやチョコレートを食べたのですが、EXCLUDED(除外)対象でした。あとでフロントできっちり請求され、泣く泣くお支払いしました。アジア価格のため、比較的ダメージが小さかったのが救いです。
徒歩圏内に買い物できる場所がたくさんあって便利
今回宿泊したエリアは「サイアム」というバンコクでも栄えた中心的な場所です。
ショッピングビルが多く立ち並び、買い物やお土産探し、食事には苦労しない場所です。有名な寺院などはタクシーなどで移動する必要がありますが、今回は観光名所めぐりは一切なしの旅行なので、タクシーや電車に乗ることもなく基本的に徒歩で生活しました。
ところどころに屋台のようなエリアもあり、タイ感があって面白かったです。しかし、12月とはいえ、気温は30度超え。普通に常温でシーフードなどが置かれており、衛生面はかなり心配です。私はお腹が決して強くないので、屋台のものは一切食べませんでした。それでもお腹壊し、数日治るのに時間を要しました。
プーパッポンカリーの名店『ソンブーン』へ
タイ料理では「プーパッポンカリー」という蟹のカレー炒めが好きなのですが、その発祥の店『ソンブーン』へ行きました。
いくつか店舗がありますが、ショッピングセンターに入っている店舗をみつけ、開店の11時と同時に入店。
1人1500円ほどでしたでしょうか?タイ人の所得を考えると高い料理ですが、これがまた癖になる美味しさ。この他にチャーハンと、野菜の炒め物を妻とシェア。二人で食べましたがこれだけで満腹です。隣の中国人はさらに2品くらいメイン料理を食べてましたが、その食べっぷりに感心。
バナナスイーツ専門店「クルアイクルアイ」
こちらのお店も紹介しておきます。妻がバナナが好きということもあり、バナナを使った美味しいスイーツが楽しめるバナナスイーツ専門「クルアイクルアイ」にも足を運びました。
道に迷いながらもなんとか店に到着。バナナを揚げたものと、バナナスムージーを頂きました。
朝食ビュッフェ
旅の楽しみの一つ、ホテルでの朝食です。FHRの特典で無料で食べられました。
朝食会場はなかなかいい雰囲気。大きく2つのエリアにわかれており、西洋料理を出すゾーンと、アジア料理を出すゾーンに分かれています。両方を繋がっており行き来することができます。
まずは、西洋部門のパンコーナーから。アジアのホテルではパンは食べないので、こちらはスルー。
シリアルも一通りあります。
ハムやサーモン類。生ハムなど、その場でスライスしてくれます。
チーズやジャムなども豊富に取り揃えられています。もりつけがかわいいです。
ベーコン、ソーセージ類は少し変わったものが置かれています。
ホットミールもちゃんとあります。
アジアにいくとなかなか食べられない生野菜も豊富にありました。地味に嬉しい。
続いてアジア料理部門。タイ料理というより中華料理っぽいのが多く並びます。
焼きそばやチャーハンもありましたが、味付けは中華風。美味しいです。
食べたいものをもりつけたらこんな感じに。ジュースはスクイーズのスイカジュースをオーダーで頼みました。美味。
これだけだと足りないので、おかわりしました。中華多めです。
真ん中の黄色いものは、オーダだった「卵料理」。タイ風オムレツです。中はご飯がぎっしり入っています。タイのケチャップをつけて食べます。
甘いものが食べたくて、ワッフルをお願いしました。ちゃんと盛り付けされています。
意外とタイ料理がほとんどなく、その点が残念ではありましたが、雰囲気がいい朝食で料理のレベルも全体的に高かったです。
ウォルドーフ アストリアに満足
はじめての”ウォルドーフ アストリア バンコク”でしたが、ハード面もソフト面でも非常に満足のいくものでした。2018年に開業したばかりということもあり、設備面は綺麗だし、最新のものが揃っています。
立地も周辺には大きなショッピングモールがいくつもあり買い物に困ることもありませんでした。プールは一瞬覗いたのですが、狭そうで少し落ち着かない印象だったので利用せず。12月ということもありプール狙いではなかったのですが、プールも重要な人は他の口コミも参考にされたほうがいいかもしれません。
日本にもウォルドーフ できたら是非行ってみたいと思います。
タイ旅行はまだ終わりではありません。次はパークハイアット バンコクへ移動します。