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1泊4日イギリス・ロンドン旅行。泊まったホテルや行った観光地【ブログ】

ホテル業界に身を置く私は、出張というものにはある程度慣れっこです。月に1度の頻度で全国の比較的マイナーな場所にせっせと足を運んでいることもあり、長時間の移動も苦手ではありません。実家が青森にあるのですが、最近は片道9時間かけて車で帰省するほど、長時間移動には耐性ができていました。

今のホテルという仕事についてから急激に増えた出張ですが、仕事で海外へはまだ行ったことがありません。今回は担当しているホテルが世界的アワードを受賞したということで、その授賞式に出席するために、イギリス/ロンドンに出張となりました。

1泊ヨーロッパ旅行を企てている人に、今回の旅の計画は少しでも参考になるかと思いますので、ノウハウを残していこうと思います。

目次

旅の前準備

所属している会社は創立10年未満のベンチャー企業であるので、海外出張もあまり贅沢できません。今回はホテルの支配人に同行した出張(私の職務はマーケター)なのですが、彼は現場を長いこと離れることもできないので、最短日程ということで1泊だけする出張です。結果からいうと、ロンドンの良さを体感できた、とても良い弾丸旅行でした。

ホテル/飛行機の予約条件

出張手配は私の役割です。このブログで偉そうにホテルや飛行機の取り方を書いておりますが、その実力を発揮する時です。

今回、自分なりに以下のような条件で飛行機とホテルをとりました。

・飛行機チケットはできるだけ安く、快適に
・早朝到着、夕方発
・宿は1泊3万円以内
・ツインベッド
・交通アクセスの良い立地のホテル

飛行機チケットを取る

実際に飛行機チケットを取ります。使うサービスは当サイトでおなじみスカイスキャナーです。

スカイスキャナー
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最安値は、エアチャイナ(中国国際航空便 )で1人往復約7万5千円だったのですが、なんせ評判が良くない航空会社なので、トランジット含めて20時間近いフライトには不向きと判断。エアチャイナ(中国国際航空便)以外でできるだけ安い航空会社を選んだところ、香港のキャセイパシフィックが見つかりました。

今、香港はデモの影響で客足が遠のいているのもあり、香港を経由する今回のチケットは1人往復10万円でチケットを取ることができました。夕方5時出発し、5時間かけて香港へ到着した後、12時間かけてロンドンへ行くというチケットです。1泊ですがロンドンには早朝5時に到着し、現地滞在時間が36時間ほどあるので、1日観光することができると思い、こちらのチケットを取りました。

余談ですが、キャセイパシフィックの座席指定は通常有料ですが、出発時刻の48時間前からオンラインチェックが可能となり、オンラインチェックイン後は無料で座席指定ができるため、必ず早めにオンラインチェックインを済ませて座席指定をしておきましょう。今回も早めに通路側の座席を押さえました。

ホテルをおさえる

次にホテルを取ります。今回の航空券は行きがガトウィック空港、帰りがヒースロー空港からという変則的なチケットです。授賞式の会場がシティ・オブ・ロンドン(以下、シティ)周辺なので、全てにアクセスが良いところを探しました。はじめてのロンドンということもあり、土地勘がなく、場所の選定には中々難儀しました。しかも、出発まで2週間だったので、人気のホテルはすでに満室で焦りました。

ロンドンのホテル事情は、物価に比例するようにホテルの価格も高く、同じ部屋のレベルなら東京の1.5倍くらいの料金といったものでした(サービスは東京の半分みたいな口コミ)。ドミトリーやB&Bなら安いところもあるのですが、立地がよく、ちゃんとしたホテルで、しかも評判のいいところを探すのは大変です。

最初にまずエリアを決めました。ビクトリア駅という、ガトウィック空港から電車で1本、会場のあるシティにも電車で1本、ヒースロー空港までバスで1本という立地で、比較的ロンドン中心地にあります。エリアが決まったらあとはBooking.comの地図機能を使いながら、ホテル候補を選んでいきます。

予算やホテルランクなどをBooking.comのフィルターにかけてると、上の画像のように条件にあったホテルがマッピングされます。点数の良いホテルをメモしておいて、あとは最安値をメタサーチで検索するだけです。

東京マリオット
【プロ直伝】海外のホテルを少しでも安く予約する裏技海外旅行に行く際のホテルを少しでも安く予約する方法を、ホテル専門家がプロの視点で解説します。比較サイトを使いながら、もっと格安な料金でホテル予約ができるかもしれません。...

今回は、「ウィンダミアホテル」というホテルがagodaで24,000円ほどとBookingより安く、Tripadvisorの口コミも4.5とかなり評判の良いホテルをみつけたのでこちらを予約。駅から徒歩8分ほどで閑静な住宅街にあるかわいらしいホテルです。

1泊4日という超弾丸の始まり

あくまで出張ということもあり、出発日の午前中は自宅で仕事。その後、電車を使って成田空港へ向かいます。

成田空港ラウンジ

Amexプラチナの特典でプライオリティ・パスという世界中の空港ラウンジが使えるパスを持っているのですが、その対象となるラウンジが成田空港にもあります。今回利用したキャセイパフィシックは第2ターミナルにあり、ここで使えるラウンジは「IASS Exeutive Lounge」「T.E.I. Lounge」の2つです。正直どちらもあまり魅力的なラウンジではないのですが、「IASS Exeutive Lounge」の方が”マシ”なので、利用するならこちらがおすすめです。(IASSはアルコールが1杯まで無料で、柿ピーなどが食べ放題程度、コンセントが1席につき1つついています。T.E.Iはアルコール有料、お菓子なし。)

香港行きは満席

香港行きの便は満席状態。通路側を指定したとはいえ、隣に座ったのは大柄な男性。彼と私の間の肘掛けは当然のごとく向こうが占拠していたし、なんなら肘はこちらの領空をも侵していました。彼は5時間近いあるフライトのほとんどをライオンキング(実写版)をみて過ごしていたようですが、私は、気を使って身体を「く」の字にして過ごしたので正直辛いものがありました。それとUSBコンセントが壊れており、スマホの充電ができなかったのが地味に痛かったです。

こちらは夕食です。カレーと、そばと、パン。そしてハーゲンダッツ。ものすごい糖質量です。ちなみに今回の旅の食事は機内食が大半を占めます。ご飯を食べ少し仮眠をするとすぐに香港に到着しました。

香港空港はラウンジで待機

香港には深夜に到着したので、お店もあまりやっていません。そもそもここは目的地ではないので、体力の温存を測るためラウンジへ向かいます。ちなみに香港国際空港にはアメックス・センチュリオン・ラウンジがあるのですが、正直あまり快適ではないので、プライオリティ・パスで入れるラウンジ「PLAZA PREMIUM LOUNGE」に向かいます。

食事も提供されていましたが、先の機内食で炭水化物地獄の刑に処されていたため、飲み物を飲みながらPC作業をして時間を潰します。ここで提供される無料のヌードルは結構美味しいので、機会があれば是非ご賞味ください。

香港からロンドンへ

さて、いよいよロンドンへ向かいます。日本/香港便より、香港/ロンドン便の方が小さな機体でしたが、エコノミークラスのスペースは先ほどより若干足元が広く、隣が女性ということもあり、比較的快適でした。

イギリスと日本の時差は9時間。強制的にジェットラグをふせぐためにいかに機内で寝て調整できるかが最重要事項です。飛行機に搭乗するやいなや、すぐに就寝しました。そのため夜食などが提供されていたのかは不明。機内後方ではリクエストすればヌードルなどを提供してもらえたようです。ちなみに朝食はちゃんと食べましたが、おそろしく不味かったです(苦笑)

キャセイパフィシックに乗る方は全員気をつけていただきたいのですが、とても機内が寒かったです。念のために、ズボンの下にはヒートテックを履き、ウルトラライトダウンも着て、チェスターコートもひざ掛けとして持ち込みましたが、それでもおそろしく寒かったです。周辺の欧米人は半袖の人も多く、よく耐えられるなと思いながら、厚着した日本人である私はひたすら寒さに震えていました。

ロンドン旅始まる

早朝5時、無事にロンドンのガトウィック空港に到着しました。眠気もなんとかごまかすことに成功し、入国手続きをします。こちらの空港は入国も自動化されており、早朝という人が少ない時間帯ということもあり、あっさり入国できました。日本パスポートの偉大さに感謝です。

まだ早朝5時台ですが、特急列車は動いています。ホテルのあるビクトリア駅までは空港から1本1駅で到着するので、チケットを購入して電車に乗り込みます。まだこの時間帯はあたりは真っ暗。

ホテルに無事到着

駅から徒歩10分ほどのところに位置する今回宿泊するホテル。事前にAmazonでsimカードを購入していたため、ロンドンでもGoogle Mapを使えばほとんど迷うことなく向かうことができます。朝日が街を照らす光景はとても美しく、この時点で「ロンドン来てよかった」と感動を覚えます。

ホテルはちゃんとフロントに人が待機しており、事情を説明して荷物を預けます。airbnbなども安くていいけど、こういう荷物を預けたり融通が効かないので、海外旅行はやはりこういうちゃんとした対応ができるホテルに限ります。

アビー・ロードへ

ホテルに到着しましたが、それでもまだ朝の7時。どこも店はまだ開店していません。そこでビートルズ・ファンならもちろん、ファンでなくても一度は目にしたことがある横断歩道「Abbey Road(アビー・ロード)」に向かいます。

こちらのジャケ写の場所です。ここのエリアにはバスで向かいます。
ロンドンは電車以上にバスが便利な地域です。東西南北、ありとあらゆる方面にバスが通っています。「オイスターカード」という日本でいうスイカ/パスものようなカードを購入し、チャージをすればロンドンの様々な公共機関に乗車できます。むしろバスでは現金が使えないので、オイスターカードは必須カードといっていいでしょう(クレジットカードも使えるようです)。オイスターカードを購入し、早朝の通勤客に紛れてアビー・ロードへ向かいました。

世界一有名な交差点ですが、あたりはいわゆる高級住宅。絵に描いたような素敵なイギリス邸宅が軒を連ね、早朝ランニングしたり、犬の散歩をしたり、子供を学校に送り届ける様子を横目に目的地に向かいます。こちらの交差点のすぐそばには超有名なスタジオ「アビー・ロード・スタジオ」もあります。

早朝なので、他に観光客はおらずでしたが、普通に使われている交差点なので、車が来ない瞬間を見計らって写真を撮ります。イギリスのドライバーはマナーがいいので、交差点付近で準備をしていると、律儀に止まってくれます。申し訳ないことを何度もしました。ここを通勤で使うドライバーは大変だ・・・。

Tate Modern(美術館)へ

移動と散歩であっという間に時間が過ぎていったので、今度は美術館へ向かうことに。モダンアートを展示するテート・モダンへ向かいます。機内での寒さやジェットラグにやられ、頭痛と吐き気に見舞われていましたが、途中カフェで紅茶を飲んで暖をとったら元気になりました。おそらく脱水気味だったようです。気を取り直して美術館に向かいます

こちらの美術館は国が運営をしており、常設展はなんと無料で開放されています。かなり充実した内容でした。一部有料展示もありましたが、無料でも十二分の内容です。現代アートを堪能しました。ショップもそこそこ充実しており、インスタ映えするスポットもあったので、おすすめです。なんだかんだで3時間ほど滞在しました。

眠気に耐えきれず一旦、就寝

今回の出張の目的は授賞式の出席です。夜に会場に行かなければいけないのですが、さすがにそれまで活動していては身体が持たないと判断し、サンドイッチをテイクアウトしてホテルに戻り、2時間ほど仮眠をとりました。

授賞式へ

授賞式は、シティにある築600年ほどの歴史ある建物内で行われました。ドレスコードは「Black Tie」、要するにタキシードです。この日のために洋服の青山でタキシードをレンタルしておき、結婚式以来のタキシードを着て出席です。シャンパンレセプションの後、晩餐会のディナーがスタート。テーブルには10人ほどが付き、我々以外はUK、チリ、オーストラリアなど世界各国から来たゲストと同じ卓です。私は英語が日常会話レベルなので、正直、この晩餐会はキツイものがありました(苦笑)。なんとか授賞式を乗り切り、会場を出たのが夜の11時。UBERを呼んでホテルへ戻ります。

2日目は、他の美術館へ

ロンドン出張、2日目にして最終日です。帰りは18時の便なので、少し時間があるので観光します。朝食を食べたら、荷物をフロントに預かってもらい観光に出発です。前夜の晩餐会で隣に座った女性がロンドンのおすすめ美術館を教えてくれたので向かいます。

向かったのは「テート・ギャラリー」という現代美術館。テート (Tate) は、イギリス政府の持つイギリス美術コレクションや近現代美術コレクションを所蔵・管理する組織で、ロンドンなど各地にある国立の美術館を運営しています。昨日足を運んだ美術館の兄弟みたいな場所です。こちらもまた違った展示だったので、2日連続現在美術館でしたが十分楽しめました。

ヒースロー空港へ

美術館に行ったら意外にも時間がなくなったので、お土産も買いたいということもあり、早めに空港へ向かいます。ホテルに荷物を取りに行き、バスでパディントン駅に向かいます。パディントン駅は巨大駅で、ヒースロー空港まで電車で15分ほどで行ける立地にあります。

パディントン駅周辺の公園に寄ったら、おもったより立派な公園で、観光客や地元民がリラックスしていてとてもいい空気が流れていました。今回初めてロンドンに来て思ったのが、この街は観光地に行くための場所というより、ただ普通に街中を歩いて楽しむのが一番良い楽しみ方だと思いました。紅葉の時期もあり、とても美しい街でした。

帰国編

ヒースロー空港に到着後、お土産を買います。お土産は出国審査をしたエリアでないと、全然売っていないということが判明。超巨大空港ですが、驚くほど出国前のエリアには何もないです。お土産を買って、トランクにつめようという算段は崩れることとなりました。トランクを預けて、出国後、お土産を探します。

充実のヒースロー空港

国際線利用者数世界2位のヒースロー空港はさすがの充実っぷりです。お土産も定番のものは一通り揃っており、フォートナム&メイソンの紅茶や、チョコレート、妻にはキットソンのポーチなどを購入。免税エリアなので、免税手続きが不要なのは嬉しいです。イギリスは付加価値税が20%ほどかかるので、免税手続きは必須です。

お土産を購入後はラウンジへ向かいました。今回私が利用したのは「No1 Lounge」というラウンジです。名前がいいですね(笑)。名前だけあって、とても快適な空間でした。料理もバイキング以外にもオーダーでき、アルコールも無料で作ってくれます。大きなソファー席で搭乗時間までリラックスしました。

帰りの便に搭乗

帰りも当然キャセイパシフィック で帰ります。今回も隣は外れ。ガタイのいい男性でした。しかし、彼は12時間のフライト中一度も食事はおろか、トイレにも立たずひたすら寝ていました。すごい。

機内食はポークを選びました。まあまあ食べられます。男性CAさんだったのですが、こちらが日本人と察すると簡単な日本語でいろいろとリクエストを聞いてくれました。ロンドン/香港便なので意外でしたが、勉強熱心で感心しました。

その後8時間くらい寝たら、次の食事です。映画とかは最新の洋画などはほとんどなく、懐かしい洋画が多くラインナップされていました。火星に1人取り残される「オデッセイ」や、無人島に1人取り残される「キャストアウェイ」とかを見ました(笑)。
映画もそこそこに気づいたら香港時間でいう早朝になりましたので朝食がサーブされます。朝から焼きそばでしたが、これが結構おいしかったです。フルーツといった生の食べ物は栄養が偏りがちな海外旅行ではとてもありがたい存在です。

香港に到着後は、また少し時間を潰して日本に向かいます。この日香港では例のデモによって死人が出たというニュースがあったようですが、空港自体は静かなものです。しかし、日本人がほとんど搭乗しておらず、機内は貸切状態。古い機体でしたが、3列シートを独り占めできたので、横になったり、トレイを2つ使ったりと、快適な移動となりました。最後の食事(安定のご飯にパンにそば)を食べ、20時頃東京へ無事到着です。

1泊4日の旅はおすすめしない

弾丸ロンドン旅行でしたが、大きな事件もなく無事に終了しました。ロンドン自体はとてもよく、最高にいい街でした。私はヨーロッパは3度目で、過去にパリ、ブリュッセル、ミュンヘンへは行ったことあるのですが、街の雰囲気はロンドンが一番感動しました。それほど素敵な街だと思います。

ただ、1泊4日という日程は正直身体の負担が大きかったです。唯一よかったのは日程が短すぎて時差ボケが起こらなかったという点ですが、それでもほとんどを機内で過ごし、食事も機内食ばかりだったのは堪えます。来年6月には再びロンドンに行く機会があるのですが、今度は旅行なのでゆったりと過ごしたいと思います。

いかがだったでしょうか?

今回ホテル代や飛行機代を含めても1人15万円も使わない予算で行けました。(メックスプラチナでほとんど決済をしたので、現金もほぼ使わず済みました。飛行機やホテルの取り方の実践編が少しお見せできたので、よかったと思います。今後も旅行日記を紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。ロンドンは最高の街でした。

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